今回はこの二つについてのお話を
音名について
小学校などで習う
ド レ ミ フ ァ ソ ラ シ ド
慣れ親しんでいる呼び方ですが
これは「イタリア式音名」
日本では ハ ニ ホ ヘ ト イ ロ
英・米では C D E F G A B となります
ド レ ミ フ ァ ソ ラ シ | イタリア |
C D E F G A B | 英 米 |
ハ ニ ホ ヘ ト イ ロ | 日本 |
全部覚えるのは必須ではないけど
わかってるとクラシックで役に立ちます
小フーガ・ト短調:バッハ、などですね
これはバッハが書いた小フーガのト『ソ(G)から始まる』曲
というのがわかると言った感じです
クラシックは第一組曲とかいう名前が多くて
「誰の」第一組曲で「何調か」がわからないと
どの第一組曲かわからないんですよね
音程について
ドレミファソラシ
これを◯度という呼び方で表します
例えば「ド」を基準として
ド から レ を(2度)
これを順番に辿っていくと
ド から ミ を(3度)
ド から ファ を(4度)
ド から ソ を(5度)
ド から ラ を(6度)
ド から シ を(7度)
となります
ちなみに基準となる「ド」の音は1度です
オクターブ上は8度ですね
そして
画像はミまでしか書いてないですが
ファソラシと続きます、そして
ド から レ を2度
ミ から ファ も2度となります
ここで鍵盤に注目すると
ド から レ
レ から ミは間に黒鍵を挟みます
黒鍵を挟んだ2度を『全音』
ミ から ファ
シ から ド はすぐ隣り合っています
これを『半音』と呼んでいます
それを並べると
読み | ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ | ド |
何度 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
全半 | 全 | 全 | 半 | 全 | 全 | 全 | 半 |
となります
メジャースケール『長調』
この「全全半全全全半」の並びをインターバル(音程)と呼びます
そしてこの「全全半全全全半」の並びを
『長調(メジャースケール)』と呼んでいます
よく聞くドレミファソラシドは長調なんですね
日本の音名で「ハニホヘトイロ」から
ドの音は「ハ」なので「ハ長調」と呼ばれているわけですね
小学校の頃に面倒臭かったところです・・・
じゃ、英・米国ではなんと言っているか
「ドレミファソラシド」は「CDEFGAB」でした
ドは「C」でメジャースケールなので「C Major」と呼ばれていますね
ギターをやってる人は聴き慣れているかもしれませんが
「Cメジャーコード」と「C Major キー」は違うものなので注意を
ここを僕もごっちゃにしていました
そのコードについては後日
(ナチュラル)マイナースケール『短調』
マイナースケールは複数あるのですが
最初に勉強するのは(ナチュラル)マイナースケール
『長調』は「全全半全全全半」でした
では「小フーガ ト短調:バッハ」を音名で例に挙げましたが
『短調』はどうなるのか?
簡単に「全半全全半全全」です
では ド から始まる短調はどうなるのか?
ド レ ミ♭ フ ァ ソ ラ♭ シ♭
となります
『短調』は「全半全全半全全」
日本の音名を今度は短調で
ドは「ハ」で「ハ短調」ですね
英・米国のドは「C」でマイナースケールなので「C Minor」ですね
いやー大変です
これだけ覚えるのに時間がかかりますが
まだ 基礎入門 です
さて、次は「調」についてちょっと掘り下げます
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